水戸弘道館

「孔子廟」

孔子廟を館内に造営したのは、如何なる訳であるか。
それは決して神儒同格の施設といふのではない。惟ふに唐虞三代の道を折衷して中正の処に定められた孔子教が、忠孝仁義を重んずる其の精神に於て、我が皇道精神と一脈相通ずるものがあり、古米我が国の治教上に寄与するところが尠くなかつたので、斯の敦の本尊たる孔子の徳を欽慕し、其の教に資りて尊び、人々に我が皇道の内容が益々大きくなり、愈々明らかになつたことが、決して偶然でないことを知らしめようとするものである。(日本文学電子図書館「弘道館記」解説より)

 

孔子廟

2004/03/07撮影↑

2005/01/29撮影↑↓

楷の木は俗に孔子木と呼ばれており孔子の墓にある聖木として有名である。
うるし科に属する植物で学名はトネリバハゼノキ(楷樹)という。↑

2005/01/29撮影↑↓

孔子廟;孔子の教えは唐虞三代の道を折衷した最も中正を得た道徳なので、弘道館はその教義を採用するとともに、その廟を安政四年(1857年)館構内に建立し、孔子神社を廟中に安置してその霊を祭った。廟の構造は、大成殿を模した総欅瓦葺、入母屋造り、平屋建ての建物であったが、昭和20年8月の戦災で正門とその左右の土塀を残して焼失し昭和45年11月旧態に模して再建した。

2005/02/18 改修工事をしていました。↑

2006/03/20撮影↑


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